家づくり お金あるある編7~あなたは大丈夫?やってしまいがちな事とは~

節約したはずなのに…ローコスト住宅の失敗!

注文住宅のお金あるあるダントツ1位は、予算オーバー。そこで、徹底的にムダをなくしたローコスト住宅でお金の面をしっかり管理することにしたという人も。
ところが、お金面の管理は万全だったはずなのに、「失敗した!」という経験談が多いものです。何が失敗だったのでしょうか?。

デザインが選べずに失敗!

ローコスト住宅がリーズナブルなのは、建材を一括購入し、設計や施工のシステムを一括管理して効率化を図っているから。そのため、プランやデザインを限定しているケースが多いものです。
コストで選んだのだから仕方のない面もあるけれど、デザインなどを選べずに結局変わり映えしない画一的な家になってしまった。一見すると、注文住宅とは思えず、建売と変わらない。何のためにわざわざ注文住宅にしたのか!こんなことなら、もう少しお金をかけて、憧れの家にしたかったという声がありました。
あるいは、価格重視とはいえ、デザインにはこだわりたかったので、そこは多少の予算オーバーを覚悟で相談したかったが、そもそも担当のデザイナーが少人数で、こちらが相談したくても、なかなか時間を取ってくれなかった。やっと面談できたが、こちらがデザインを提案しても、まったく相手にしてもらえなかったという不満も。
さらには、オプションカタログ自体が存在せずに、結局、始めからほとんど選択肢がなかった。あるいは、オプションを追加することはできるが、その価格がとても割高で、何のためのローコスト住宅かと思ったという人もいました。
ローコスト住宅がすべてこうした不満があるわけではありませんが、お金の節約だけを考えすぎると、かえって後悔するケースもあるようです。
しかし、このようなセミオーダーと言われる部類の住宅は近年増えてきており
選択肢のあるセミオーダープランを手掛ける会社も増えているようですので
しっかりと比較をしてみることをおススメします。

●ランニングコストを考えずに失敗!

価格を抑えながらも素敵な家にしたかったので、目に見えるところはそれなりにこだわりを持たせ、一方、断熱材のグレードはあまり高くなく、通気層は最低限にした結果、断熱材の効果が薄く冷暖房費がかさむうえ、換気が悪くて結露が発生しやすくなったとのこと。
断熱材のグレードを上げないことはコスト削減になりますが、それは一時的なもの。冷暖房費のことを考えると、どちらが、コスパが良い選択かは一概にいえませんが、快適な暮らしをするためにも、見栄えよりも、むしろ目に見えない暮らしやすさにお金をかけるほうがよい場合もあります。

●部屋の広さ演出で失敗!

ローコスト住宅にするために譲歩したのは土地の広さ。かなり狭い土地ながら、家の中では狭さを感じないように吹き抜けにしたり、らせん階段を用いたりしてデザインで工夫。部屋の間仕切りも極力減らして工事費を抑えたほか、広々とした部屋を演出することに成功。価格の割には、モダンで素敵な家を建てられたと喜んでいたが…。
実際に入居してみると、空間を広くした分、音が筒抜けで生活音が気になるとのこと。また、間仕切りの少ない家は冷暖房費がかさむことが多く、ランニングコスト面に難があることも
この方は、こんなことになるなら、もう少し無理してでも広い土地にふつうの一軒家を建てたほうがよかったと後悔しているそうです。
家は、広ければ満足を得られるとは限りませんが、あまりにも価格重視の狭い家はやはり不満を残してしまうようです。

●ローコスト住宅なのに高くて失敗!

ローコスト住宅だけど、オプションは割高になりがちとの失敗談は先ほど触れましたが、それ以外にも「価格を抑えるためにローコスト住宅にしたのに、意外と高い」と感じた人も多いようです。
その理由はいくつかありますが、たとえば、外壁や門柱などの外構工事はローコストではなかった、経費分はローコストではなかった、消費税は一律10%かかることなどが挙げられます。つまり、こうした項目は割安にはなりにくいというわけです。
また、価格を抑えるために必要最小限のものしか標準仕様の見積りに入っておらず、実際には追加しなければならない設備がいくつもあり、結果として費用がかかったという場合もあるようです。

監修:すまいポート21埼玉

家づくり お金あるある編6~あなたは大丈夫?やってしまいがちな事とは~

「後悔したくない」の気持ちが強すぎて失敗!

一生のうちでも一番高い買い物だから、絶対に失敗したくない!
長く住み続けるのだから、もし後悔するようなことがあったら、毎日そのことを思い出すから絶対にイヤ!
と誰もが思い、よく気をつけているはずなのに、結果は…。
なぜ、そうなるのでしょうか?今回は番外編として、心の葛藤と家づくり後の意外な落とし穴について紹介します。

なぜわかっていても予算オーバーするの?

家づくりのお金あるあるで、経験者が口々に挙げるのが、「予算オーバーしてしまった」ということ。
でも、不思議ではありませんか?
どの経験談やセミナーでも注文住宅で気をつけること第1位に「予算オーバー」というキーワードは出てきます。多くの人が「予算オーバーしがちだから気をつけなくちゃ」と思っているはずなのに。それにもかかわらず、多くの人がそういったことを繰り返してしまいます。
予算オーバーの理由としては、知識がないうちに担当者に「ここは、少々お高くても、こちらにしたほうがいいですよ」「このデザインなら、こちらの仕様がオススメですよ」と勧められ、気がつくとオプションでいっぱいだったというものがあります。
こちらは、自身で反省すべき点が多いようですが、担当者と意気投合して話が盛り上がっている時に「いや、それは要りません」とハッキリ断るのは気が引けるという気持ちもわからなくはありません。
一方、自分のこだわりが強すぎて、あれもこれもと欲張って、妥協しなかった結果、予算オーバーになってしまったという人もいます。
こだわりがありすぎても、担当者にお任せしすぎても予算オーバーになりやすいことがわかります。
共通するのが、「もしここで予算のことを考えすぎて妥協すると、あとで『あの時、やっぱり追加しておけばよかった』と後悔するのでは?」という迷いが生じているからです。
「人は、しなくて後悔するよりも、実際にやってみて後悔することのほうが少ない」とはよく言われますが、注文住宅に限っては、この真理は当てはまらないかもしれません。
ただし、予算オーバーしても、「やっぱりあの時、思いきって少々値がはっても、こうしておいてよかった」と思えれば、予算オーバーは失敗ではありません。
予算オーバーが失敗になるのは、「これ、要らなかったよね?」と思ったり、「予算オーバーのせいで、生活に余裕がなくて苦しい!」と感じてしまう時だけです。

●賃貸との違いを考えずに失敗!

予算オーバーも最小限に留め、住宅ローンも多くの経験談から学んで借りられる額ではなく、それなりに余裕を持って返済額を設定。にもかかわらず、夢見た生活とは違い、生活にゆとりがなく、何のために家を建てたのかわからなくなってきた!という人もなかにはいます。
いったい、何がいけなかったのでしょうか?
その答えを探るのは難しいのですが、一つには「賃貸の時には思いもしなかったお金がかかる」ことが挙げられます。
その一つが固定資産税です。土地や家が自分の所有物になることで税金がかかります。また都市計画税が追加される地域もあります。
たとえば、埼玉県のさいたま市浦和区の2021年の住宅地の固定資産税評価額は、坪単価79,8万円です。平均の固定資産税の坪単価は11,176円です。25坪の土地ならば、11,176円×25坪=279,400円となります。これはあくまで土地の固定資産税で、建物にも固定資産税はかかります。もっとも固定資産税には減免・軽減措置があるので、この金額よりは安くなります。
とはいえ、一般的に新築一戸建てを建てた場合、固定資産税が10万円以上かかるのが常識です。土地が広かったり、駅から近い利便性のよいところでは、土地の評価も高くなりますから、固定資産税は平均よりもぐ~んと高くなります。また、毎年、土地の評価は見直されますので、利便性のよい人気のエリアなら、年を経るごとに固定資産税が上昇するかもしれません。
固定資産税一つとっても、意外とお金がかかるとは思いませんか?
土地の一括購入などとは違い、こちらの税は毎年必ず負担しなければなりませんから、すでに生活費の一部になっているといっても言い過ぎではありません。
このほか、火災保険料や地震保険料、修繕費など、賃貸の時にはかからなかった必要経費が増えること、しかもそれなりにまとまった額になることを覚えておいてください。

監修:すまいポート21埼玉

家づくり お金あるある編5~あなたは大丈夫?やってしまいがちな事とは~

⑤ポイントを押さえ違えて失敗!

家づくりのポイントはしっかり押さえたつもりなのに、その押さえ方が間違っていたかも!?経験してみてわかる失敗しないポイントを集めてみました。

予算のポイントを間違えて失敗!

注文住宅を建てる場合、まず大事なのは予算。なので、地域の相場を調べ、そこから家計状況を考えて「これならイケる!」という予算を設定した。土地や建設費だけでなく経費や雑費なども見積り、さらにはみんな「どうしても予算オーバーしてしまう」と書かれていたので、多少の予備費まで想定して。これで完璧だと思っていたが、いざやってみると、予算は予算でも総額の予算のことばかりが頭にあり、肝心の月々の返済額を考えていなかったと話すのはD子さんです。
予算と聞くと、誰もが総額を思い浮かべますが、あまりにも大きな数字だし、漠然としてなかなか実感としてわかないもの。そこで、同じ“予算”でも、月々の返済額から逆算して、総額の予算を決めたほうが現実的です。
この方法なら実感しやすいし、仮にどうしても付けたいオプションがあって、それが150万円だと言われてもどんな影響が出るのかピンときませんが、150万円オーバーになることで、月々の返済の負担がどれくらい増えるかとなると、「それなら、ちょっと生活が苦しくなるからやめようかな」と歯止めをかけやすいはずです。
とはいえ、まだ住宅ローンを借りてもいないうちから、返済額をシミュレーションするのは面倒だという人でも簡単な方法があります。それは、今の家賃を基準に考えてみることです。
たとえば、家賃12万円だとして、それで赤字を出さずに、それなりに満足できる生活ができているのであれば、月々の返済額が12万円でも問題ないということになります。
とりあえず今の生活に問題はないけれど、子どもの学費や老後のことを考えると、もう少し貯金に回したいというのであれば、なんとか12万円よりも1万円でも2万円でも減らした返済額を目標にしたほうがよさそうです。
現在、賃貸物件に住んでいないという人は、だいたいひと月の収入の3割を目安にしてみてください。埼玉など、首都圏内に住んでいる場合、もう少し割合を上げて35%ぐらいを目安にしましょう。

●土地の仲介手数料のポイントを間違えて失敗!

家を建てる時、土地や建築費といった大きな出費に目がいきがちだが、ちょこちょこかかる経費が意外な盲点。チリも積もれば山となるで、建築費の1割は見ておかないといけないと言われています。
そこで土地購入を考えていた時、地元の住宅会社が「仲介手数料無料」と大きく掲げていたので、コレだと思い、そこで土地を購入。細かな努力が実を結ぶかと思っていたが、後々分かったのはそこの土地はその住宅会社所有の土地、その住宅会社で建築をすることを条件に仲介手数料はかからず購入ができるというものでした。結果的に割安に土地は購入できたものの建築の打ち合わせが始まってみると建築費用が高い・・・節約したつもりが、本当の総額で考えてみるともっと冷静に考えればよかったという体験談がありました。
経費節約は誰もが実践したいことですが、あまり些細なことにこだわりすぎると、全体が見えなくなってしまうという良い例かもしれません。

●打ち合わせポイントを間違えて失敗!

注文住宅を建てるには、打ち合わせが重要。そこで担当者選びにも相性を考え、いろいろ相談しやすそうな人に決めた。担当者とは細かな点までじっくり打ち合わせをしたつもりだった。見積書の総額も予算内に収まっていたので安心して契約したが…。
契約後キッチンやトイレ、建具、クロスなどの打ち合わせを始めてみるとオプション扱いの商品の多さにびっくり・・・自分たちが欲しいと思う商品はほとんど追加費用が発生。
担当者は良かれと思い総額の金額を合わせることを優先していたため水回りなどの設備仕様を安価な物にしていた、選択肢もあえて出さなかったとのことでした。
あの時、どんな設備が含まれているのかを確認すればよかったとEさん。
「オプションをつけすぎて予算オーバーなんてあり得ないと思っていたけれど、基本だと思っていた機能がないとなれば、そりゃ、加えざるをえませんよね」とはEさんの実感です。
Eさんのように、極端な例は少ないとしても、電動シャッターをつける、広めのお風呂にしたいなど、ちょっとしたことでも積み重なると数十万円のオーバーにはすぐになってしまいます。
細かなことでも書面でのやり取りをするように心がけましょう。できれば、契約する前に無料の相談窓口などで見積書の見方や契約時に確認することなどのアドバイスをもらっておくといいでしょう。

監修:すまいポート21埼玉

工務店比較コム QUOカード1000円分10名様にプレゼントキャンペーン

埼玉県のおすすめ工務店を紹介している「工務店比較コム(https://www.koumutenhikaku.com/)」では、抽選で10名様にQUOカード1000円分をプレゼントするキャンペーンを実施します。

■概要

プレゼント賞品:工務店比較コム QUOカード1000円分 10名様
応募方法: 工務店比較コムのInstagramアカウント(@koumutenhikaku)をフォロー&投稿にいいねして応募完了
応募期間:2022年1月20日(木)~1月31日(月)
当選発表:正解者の中から厳正な抽選のうえ当選者を決定し、当選者の方にはInstagramのDMにて通知させていただきます。
また当選通知の際に、当選者の方に対し、発送に必要なお届け先情報(郵便番号・お名前・ご住所)を別途、お伺いしますので、通知DM内に記載される期限までにご回答ください。
なお、当選者の方への当選のご通知をもって発表に代えさせていただきます。

■応募上のご注意

・本キャンペーン内容は、予告なく変更・終了する場合がございます。
・お申し込みは、日本国内に在住し、郵便物・宅配物の受け取りが可能な方に限らせていただきます。
・当選された賞品はご記入いただいた住所に発送いたします。
※住居・転居先が不明などでお届けできない場合は、当選が取り消しになる場合がございます。
・抽選方法や当選、賞品についてのお問い合わせは受け付けておりません。
・メール等での当選確認もご遠慮いただいておりますので、予めご了承ください。
・いかなる理由であっても賞品の交換/返品はできません。
・当選者は本権利を他人に譲渡したり、金銭と交換することはできません。
・関係者のご応募はご遠慮ください。
・賞品の発送は2月中旬を予定しております。

■個人情報の取り扱いについて

・応募者より取得した個人情報を以下の目的のために利用いたします。
 1)本キャンペーンに関するご連絡のため
 2)本サイトが提供するコンテンツ品質向上のため
 3)本サイトの調査、マーケティング資料作成のため
 4)本サイトが提供するコンテンツのお知らせのため
・本サイトのフォームで取得した個人情報は第三者に提供いたしません。
・個人情報の利用目的の通知、開示、訂正、追加、削除等をお求めの場合は、本サイトのプライバシーポリシーをご覧のうえ、お問い合わせください。
・すべての項目にご記入いただけない場合、適切な対応ができなくなる場合があります。予めご了承ください。

■工務店比較コムとは

工務店比較コム(https://www.koumutenhikaku.com/)では、家づくり初心者向けの中立公平な住まいの相談所「すまいポート21埼玉」住宅建築コーディネーター監修のもと、埼玉県のおすすめ工務店を紹介しています。

家を建てたいと考え始め、工務店」との家づくりに興味を持っているものの「どのように探したらよいかわからない」、「ハウスメーカーとの違いが分からない」という方向けに

・埼玉県内対応の地域密着型
・1000万円台から実現できる
・実際に建てた方の口コミや評判が優れている
・確かな腕を持つ職人を抱えている
・アフターサービスも充実している
・親身に細かい相談を聞いてくれる

といった点でおすすめの工務店を紹介しています。
診断チャートや、家づくりに関するコラムも充実していますので是非ご利用ください。

・工務店/ハウスメーカー診断チャート⇒「https://www.koumutenhikaku.com/」内バナーより     ・家づくりに関するコラム ⇒「https://www.koumutenhikaku.com/archives/category/column」                                      

家づくり お金あるある編4~あなたは大丈夫?やってしまいがちな事とは~

④ちょっとの手間を惜しんでの失敗!

いざ注文住宅を建てようと決心すると、調べることが多かったり、決めなくてはいけないことが多すぎて、心が折れそうになるという人も多いようです。
だからといって、ここでちょっとした手間を惜しんでしまうと、後悔することになるので気をつけましょう。

相見積りを取らずに失敗!

住宅会社を決定する前には必ず何社かに見積りを取ることと言われていますが、いざ各社に依頼するとなると、けっこうおっくうなものです。
「見積り額で比較といっても、どうせ実際の価格とは違うから参考にならないのでは?それならいっそ始めから注文住宅を建てた友人や知人がおすすめのところにしたほうがいい」などと考えがちです。
けれども、相見積もりを取る手間を惜しんだために、似たような家なのに〇百万円も違った。紹介されたハウスメーカーの担当者と意気投合して話しているうちに、始めの予算額ではとても無理だと思い、無理して予算を引き上げて家を建てたが、後で調べてみると、同じ条件でもっと安い住宅会社があったなど、後で「しまった!」と感じた経験談をよく聞きます。
家を建てる場合、いろいろな情報を知らなかっただけで、その差が何万円から何百万円になることもあるので、その損は悔やんでも悔やみきれません。
やはり相見積りは取ることがおすすめです。各社に個別に依頼しなくても、無料の相談窓口を通して数社に見積りを依頼することができます。この場合、依頼された会社も、相見積りだとわかっているので、受注したいとの思いから、ライバル社を意識した適正価格を出すことが多いとも言われています。
見積書は、総額だけでなく、なるべく明細をチェックしてみて。どんな建材を使っているか、きちんと記してくれる会社は、信頼度が高いようですし、同じ建材を使っての価格を比べることで、より正確な比較ができます。最近の住宅会社ではパッケージ化された見積もりも多く一見見やすいのですが比較という観点では物足りなさを感じます。

●構造の相談をせずに失敗!

注文住宅を建てている最中、火災保険料を調べてびっくり!火災保険料は家の構造によって料金が変わると知り、慌てて営業担当者に相談。通常の構造を予定していたが、耐火構造用の建材に変更しても、金額アップはなんとか払える額に収まると知り、そちらに変えてもらった。
この方のポイントは2つです。一つは、家を建てた後、ずっとかかる経費である火災保険料に目をつけた点です。もう一つは、気づいた時点で急いで担当者に相談するという手間を惜しまなかったことです。
火災保険料の構造級は3つあり、M構造、T構造、H構造に分かれます。M構造が、一番保険料が安くなりますが、こちらはマンション構造なので一軒家は該当しません。次に保険料が安いのはT構造で、いわゆる耐火構造を指します。耐火性能の高い建材を使用し、非耐火構造の木造建物よりも火事になりにくい建物です。
H構造は非耐火構造で、基本的にはM構造にもH構造にも該当しないものになります。一般的にはふつうの木造建物をイメージすればいいでしょう
建築費用だけを考えると、耐火性能のある建材を使うと、非耐火建材よりも高くなりますが、金額アップした差額をなんとか支払いできるなら、長年の火災保険料の軽減というメリットがあります。また何より大切な命を守ることになるので、せっかく注文住宅を建てるなら、こだわりたいポイントの一つです。
工事途中の設計変更は誰でも躊躇するものです。設計変更による費用アップもさることながら、工事が進んでいる中、設計変更により作業者に多大な迷惑をかけてしまうからです。
進捗状況によっては設計変更が不可能な場合もありますが、建築途中の設計変更と建築後、何年か経ってからの変更を比べると、費用や大変さの面では比較になりません。
「もう工事を始めたからムリに違いない」と自分で判断せずに、まずは担当者に相談してみましょう。
あくまでも火災保険を例に挙げましたが間取りや仕様など多岐にわたり比較をすることはとても大切です。1つ1つ相談をする手間が、後悔の念を払拭してくれることになるかもしれません。

監修:すまいポート21埼玉