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プロローグ:お金の後悔は一生続く…

夢のマイホーム、しかもこだわりの詰まった注文住宅を建てるのは一大イベントです。
「あんな家にしたい」「こんな家で毎日目覚めたら、笑顔いっぱいの暮らしができる」とイメージが膨らみますが、注文住宅ゆえについやってしまいがちな事が、お金にまつわる失敗談。
ホントは、どれが正解というわけではないけれど、「ああすればよかった」と後悔してしまうと、その後悔を一生ひきずることに!
楽しいニューライフを続けていくためにも、よくある事例を知って、そのワナに陥られないように気をつけたいものです。

●お金は使いすぎても、使わなくても後悔する!

ついテンションが上がってしまい、「せっかくだから、少々無理しても、グレードアップしたい」とか「こんな最先端の機能がついていたら、快適な暮らしができるだろう」との思いから、勧められるがままオプションをつけてしまい、予算をはるかにオーバーしてしまったという話は注文住宅者が陥りやすい、お金あるあるの代表例です。
見積書などで何千万円という額をよく目にしているためか、オプション代一式何十万円という額が不思議と小さな金額に思えから不思議です!結果、「このくらいのプラスで素敵な家になるなら、ぜひ加えよう」と思ってしまうわけです。
一方、意外なようですが、「あの時、あまりにケチケチしすぎて、せっかくの注文住宅だったのに、でき上がった家が好きになれない」といった失敗談もあります。予算オーバーしないようにとガッチリとお金の管理をした結果、なんでも価格で決めてしまったというものです。
ちょっと言葉は不適切かもしれませんが「安物買いの銭失い」的な状況で、価格のみを判断基準にしたため、希望とはかけ離れた家に仕上がり、結果として大切な資金をムダにしてしまった感が否めないのです。
極端な例を紹介しましたが、注文住宅の場合、予算より使いすぎても、逆に切り詰めすぎても、必ずしも満足できる結果にならないようです。要は、自分たちがどう思うかが大事なのです。
予算オーバーしてしまって、暮らしにゆとりがなくなったけれども、この家にしてホントに良かったと思えるなら、それが正解ですし、オプションを付けるかでいろいろ迷ったけれど、予算内に収める努力をしたことで、注文住宅を建てた後も、暮らしの質が変わらずに満足しているというのなら、それが正解です。

●無料の相談窓口でプロのアドバイスを!

後悔しない家を建てるために、事前に自分で情報収集することも大切ですが、業界ならではの知識も必要になってくるので、無料の相談窓口を利用してみるのも、ひとつの方法です。
情報収集の場所としては住宅展示場もありますが、まだ知識不足のうちは出かけることはおすすめしません。冷静な目でメリットやデメリットを判断できるようになってから、具体的なイメージを確かめに行くほうが効率的です。
注文住宅はオーダーメイドなので千差万別。一方、ハウスメーカーや工務店は、自分たちが得意なジャンルを持っている場合が多く、あなたの希望とぴったり合えばよいのですが、そうでない場合は、的確なアドバイスが得られるとは限りません。そのため、最初の相談先は、さまざまな住宅会社や銀行、各種専門家などと提携している相談窓口のほうが、ぴったりのアドバイスをもらえる確率が高くなります。
また、経験者のアドバイスをいろいろ聞きたくなるものですが、特定の人の事例だけをうのみにするのはNGです。今回、失敗しないために、注文住宅のあるある事例をよく見てみて!と書いていることと矛盾するようですが、お金の使い方に「これなら絶対に失敗しない」という正解はありません。
いろいろな事例を学びながら、最後はあなた自身が「こちらが私には合っている」と決めることが大切なのです。だから、知人の成功例は、あくまでその人にとっての成功例であることを忘れずに。あなたにとっても同じかどうかは冷静な目で判断してください。
もちろん一例として知人の経験談を聞くのはOK。参考にしたいことがあれば参考にしてください。ただ○○さんが「ここがよかった」と言ったからと安易に依頼会社を決めるといったことだけはしないでください。
注文住宅を建てる主役はあなたです。あなたがどうしたいかが、すべての基準なのです。

監修:すまいポート21埼玉

投稿者: ラクティブ管理者

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